報告:ミニ「市民と議員の意見交換会」(10月17日)

美浜区高洲のカフェ「どんぐりの木」で、「教育」「子ども」をテーマに議会報告会を開きました。

小学生のいる方の参加もあり、特に「子どもの放課後の過ごし方」について、おおいに盛り上がりました。

代理人から子どもルームの現状が報告されました。狭い空間に多くの子ども達を詰め込み、「管理」の色彩が濃くならざるを得ない状況であること、高学年ルームの子ども達は、放課後を過ごす部屋の無いままに、図書室や多目的室で制約のある状況で過ごすこと、4月からは美浜区と花見川区の計4校が社協から民間に委託され、いまだ保護者や指導員達にきちんと説明がされていないこと等、話されました。

また10年ほど前に始まった「放課後子ども教室」は担い手の確保が難しくなっている一方で、現在は様々な有料プログラムを行う民間企業等が入っているモデル校が市内に10校あります。「子どもカフェ事業」を運営されている方からは、千葉市には高洲と園生に2ヶ所しかなく、東京都の「児童館」のように歩いて行ける場所にたくさんあることが望ましい、というお話を聞きました。どの事業も行き詰まっており、こうしている間にも子ども達は成長し、大事な「子ども時代」は過ぎてしまいます。

「子ども達の放課後には、プログラムなどなくて良い。もっとゆったりと安全に過ごせる場所があれば良い」という意見に、皆肯きました。

中学校での組み体操についての心配や、道徳の教科化についての危惧も話されました。様々な場面で「声の大きい人」の意見が通ってしまいがちな風潮があるのではないか?違う意見の人とも話し合える雰囲気を作っていくことが大切、実際には勇気がいるが、という意見もでました。

この日は認知症の方や介護されている方の集いの場を、主宰されている方のお話も伺いました。空き家をお借りして始めようとしたが、周囲の理解を得ることが難しかった体験を伺い、千葉市の空き家対策についても皆さんの関心が高いことがわかりました。皆で良いアイディアをだしていけるといいですね。

《参加者のアンケートから》

・政治は政治家だけが作りすすめるのではなくて、市民と政治家がともに作り上げるんだと最近特に思う、ドラマの感想を語るように政治の話を気軽にできる社会になったらいいなあ。
・地域の活動されている方々も参加されて、生の声が聞けて良かったです。
・参加者が自分の活動や考え方を活発に話せる雰囲気でした。