新春のつどいレポート

新春のつどい         2018.24 花園地区自治会館  参加15

少し暖かくなって光の春を感じる「立春」の日、「新春のつどい」を開きました。

ゲストに、居宅介護事業所NPO法人「はなまる企画」のケアマネージャー、佐藤祐子さんをお招きして、「地域で暮らし続けていくためのヒント」と題して、お話しいただきました。

参加者は、介護現場で働いている人、施設に入居された人、地域でボランティア活動をしている人など、皆興味津々でお話を聞き、意見がたくさん出されました。

「はなまる企画」の仕事の内容、利用者の方の様子、4月から改訂される介護報酬では「自立支援」(重度にならない予防・生活の中でのリハビリの重視)が大きなテーマになっていることなどお聞きしました。利用者は80歳代が一番多く、90歳代もいらっしゃると聞き、地域の高齢化を実感しました。

利用者の方は皆、「自分の家で暮らし続けたい」と言う。どの辺までそれを続けることができるか、介護保険の利用とともに、地域の力を借りることも大切だというお話でした。

お話の中で、3.11以降、「受援力」という言葉が注目されている。周囲の人の力を借りるのも、その人の力だという考え方、という言葉に、参加者から様々な反応がありました。

施設にお住まいの方からは、施設の生活の紹介のあと「施設にお任せしていると自己管理力がおちるように思える」、介護現場で働く人からは「人生の先輩の役に立てれば、と思うが、時々どう接したらその人に一番良いサポートになるのか、考えてしまう」などの意見がありました。

また、地域でボランティア活動をされている方からは、施設への訪問を自主的にしているという情報があり、日頃、地域での繋がりを作っていくことは大切だと実感しました。

一方、行政は多くの高齢者を支えていくことができるのか、という不安の声もあり自主的に生まれた「地域の支えあい」をさらに支える、しっかりした福祉が望まれるのだと思いました。